シンポジウム 開催記録2014 年4月29日(火・祝)、うめきた・グランフロント大阪北館8階のナレッジキャピタル カンファレンスルームにて、PESTIが主催するシンポジウム「大阪発!2020オリンピックイヤーへの夢ビジョン〜科学技術イノベーション政策にモノ申 してみた〜」が行われました。この日は、大学生からご年配の方まで53名(含む、PESTIメンバー)の方にご参加いただきました。 2013年9月から11月に開催したPESTIワークショップシリーズ「知ろう・語ろう・届けよう 科学技術イノベーション政策」(3回シリーズ)では、日本の将来像と科学技術イノベーションのあり方についてを学び、語り合いました。そこで語りあった意見やアイディアは、政策立案者(具体的な政策を描き、進めてゆく人々)へ、届けられました。今回のシンポジウムでは、その結果として出来上がった、文部科学省発表の『夢ビジョン2020(2014年1月)』について、当時のワークショップ参加者、ワークショップの仕掛人、そして私たちの意見を文部科学省で受け取った行政官の方が集いました。 PESTI代表からシンポジウムの趣旨説明の後、登壇者の簡単な自己紹介がありました。この日の登壇者は、当時のワークショップ参加者を代表して松本洋美さんと東若菜さん、ワークショップの仕掛人を代表して加納圭、そして、私たちの意見を文部科学省で受け取った行政官である斉藤卓也さんの4人でした。この登壇者4人と司会者2人の計6人から対話を始め、会場のみなさんとのやり取りも交えながらシンポジウムは進められました。 「夢ビジョン2020を策定するに当たり、最初から幅広くいろいろな意見やアイディアを集める予定だったのですか?」「ワークショップで出た意見やアイディアは、どのような形で届けられたの?」このような問いから対話は始まり、政府と市民をつなぐ取り組みの広がりについて、政策に対して批判的な意見の届け方について、などについても議論が広がりました。『夢ビジョン2020』の概要版を眺めながら、多様な意見に耳を傾ける行政側の取り組み、行政と市民との間をつなぐ存在の必要性といった話題も出ました。コーヒーやお菓子を片手に、時には笑いも交えながら和気あいあいとした雰囲気の2時間でした。 開催日時 2014年4月29日(火)13:00-15:00 会場 うめきた・グランフロント大阪 北館タワーC 8階 ナレッジキャピタル、カンファレンスルーム(Room 01+02) 登壇者 「将来への夢」を語り合う場に参加した人達:松本洋美、東若菜 市民が「将来への夢」について語る場を仕掛けた人:加納圭(滋賀大学/京都大学) 市民の「将来への夢」を受け取った人:斉藤卓也(文部科学省) 司会・進行:水町衣里(京都大学)、伊藤真之(神戸大学) シンポジウム 開催案内ナレッジキャピタル1周年記念イベント「世界一ためになる、ひまつぶし」の1イベントとして、下記シンポジウムを開催します。http://kc-i.jp/1st_anniversary/index.html インターネット中継(USTREAM)も実施します。 http://www.ustream.tv/channel/pesti-sympo シンポジウム「大阪発!2020オリンピックイヤーへの夢ビジョン〜科学技術イノベーション政策にモノ申してみた〜」 2020年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される年です。 この頃、日本はどんな社会になっているのでしょう? 2013年9月から11月にかけて、大阪うめだのナレッジキャピタルにおいて、日本の将来像と科学技術イノベーションのあり方について学び、語り合うというワークショップを開催しました。 そこで語り合った内容は、政策立案者(具体的な政策を描き、進めてゆく人々)に届けられ、文部科学省が2020年のさらにその先の社会を見据えて策定した『夢ビジョン2020(2014年1月)』にも反映されました(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/01/1343297.htm)。 今回のシンポジウム型対話イベントでは、当時のワークショップ参加者、ワークショップの仕掛人、そして私たちの意見を文部科学省で受け取った行政官の方が、語り合います。 意見を政策に反映させるってどういうこと?
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